清水寺に向かうまで…三年坂(産寧坂)に人影なし
2020年9月29日、清水寺【世界遺産】を参拝しました。
昨日、一昨日と記事にした所は、お墓参りであったり、定期的にご祈祷を受けている場所でしたが、こちらは外国人のいない今、参拝しておこうと思いました。
人っ子一人いない三年坂(産寧坂)を横目に、
「あー、いつもの行動範囲なのに全然近寄れなかったな」としみじみしました。
清水寺の仁王門に到着
清水寺の仁王門は重要文化財です。
私は毎年、大谷本廟に年に3回、お墓参りに行っていますから、清水寺など横からすぐに
行けるわけです。
でも昨今は余りの騒々しさに行く気が失せて、本当に久しぶりの参拝となりました。
前回来た時、夕暮れ時にここで写真を撮った事を思い出しました。
今回は、修学旅行生を避ける為、早めに来ました。
※開門は6時です。
西門【重要文化財】です。
清水寺の西門も重要文化財です。
仁王門の階段は結構急なので、母は、西門側から登っていました(笑)
西門は修理中なのか、通る事ができませんでした。
階段を写したくて、この距離の写真を載せましたが、目の前でも撮影しました。
と言うか、
山のように写真を撮ったのですが、ブログですから、全てを載せる事はできません。
全ての写真を、Instagramに投稿したら、喜んで頂けるかもしれませんね。
鐘楼【重要文化財】です。
清水寺の鐘楼も重要文化財です。
何とも美しい、朱色の建物に囲まれていました。
装飾に使われている色も鮮やかで派手ですね。
三重塔【重要文化財】です。
三重の塔も重要文化財です。こちらも寄りで撮影した方を載せました。
中は公開されていませんが、中に大日如来像が安置されていますので
お手をお合わせ下さい。
仁和寺や東寺など、色々なお寺を周りましたが、鮮やかな塔でびっくりですね。
ちょっと神社のような派手さに、ワクワクしてきました。
随求堂です。
随求堂には、秘仏大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)が安置されていますので
お手をお合わせ下さい。
ちなみに隋求堂と言えば「胎内めぐり」
楽しみにしていたのですが、コロナ禍の為、休止中でした。残念…。
暗いから人と接してしまったり、あるいは行列でもできたら良くないという事なのでしょうか。
再開された時に、参拝される方は是非体験してみて下さいね。
京都の人も意外と未経験かと思いますよ。
轟門(中門)【重要文化財】です。
轟門(中門)も、重要文化財です。
ここから有料となります。門の前でチケットを購入して下さい。
手指消毒も忘れずに…。
こちらを通ると、本堂・清水の舞台へ進む事ができます。
尚、本堂前で御朱印を頂く事ができます。
混雑時は相当な列になるそうですが、何しろ空いていましたから、
書く方に「こちらへどうぞ!」と呼ばれてしまう位でした。
清水の舞台からの眺め…山の緑に癒される
本堂横が「清水の舞台」です。
でもまずは、最初に本堂へ参拝しました。靴を脱いで御参りします。
その後、清水の舞台に進んで、目の前に広がる景色が山の緑と、右側が京都タワーなどが見える市街地を眺めました。
いわゆるビュースポットとしては、市街地側(京都タワー側)なのでしょうが、年がら年中、京都タワーを見ている身としては(というか、大人になってから上まで登った事もありますし、下で食事した事もありますし、子どもの頃はお風呂まで入りました(笑))ので、市街地より山の景色に圧倒されました。
さて、ここでも、山のように写真を撮ったわけですが、一枚だけ掲載いたします。
山の景色を少し寄りで撮っています。
実際は、赤い塔はほぼ見えない位遠いです。
それ位、山の緑一色です。
コロナ禍で疲れた心には、強烈な癒しとなる青葉の美しさでした。
紅葉も美しいでしょうけど、こうして、ガラガラの清水寺に来てみると、
混雑する紅葉時期よりも、今来られて本当に良かったと思いました。
清水の舞台の修復工事は、2020年12月3日に終了
ただ、現在、清水の舞台は工事中で、途中までしか進めません。
私は、前回来た時に、その迫力を味わっているので、「あれ?」と拍子抜けしました。
清水の舞台は先端まで行ってこそ、怖さを感じるわけで、途中までしか進めない現状では、「うわー見晴らしがいいなぁ。ぇ、ここが清水の舞台?別に怖くないけど」という感じではないかと…。
本来は、結構怖いんですけどねぇ。その怖さを味わえないと、「清水の舞台から飛び降りる」ってどういう事?みたいな感じになるのでは^^;
※こちらは4階位の高さなので、飛び降りると本当にヤバそうですが、昔は祈願の為に
200名以上が実際に飛び降りたそうです^^;
※追記※
清水の舞台の修復工事が2020年12月3日に終わるそうです!
ちょっと今年の紅葉の時期には間に合わないですが、
12年に及んだ工事が、とうとう終了ですよ!
これから行く方は、その迫力を味わえますね。良かったですね♪
出世大黒天、可愛い♪
本堂の横にふいに現れた出世大黒天様。
「いやっ!」と思わず声をあげてしまう位、不意打ちでした(笑)
私は八坂神社の恵比寿さんが大好きなので、一瞬、エビスさんかと思いました^^
何てお可愛らしい…。
男性が参拝行列を作る…とか書いてありましたけど、
出世や金運祈願というよりは、本当に、幸せそうな裕福そうな穏やかな気分にして頂けるので、それだけで得した気分でした。
地主神社がー!懐かしい!!
高校の頃だったか、友人と二人で地主神社に行って、おみくじとか引きましたね。
清水寺の傍というのは覚えていたのですが、ここに入口があるとは!
高校の時も清水寺に来ていたのでしょうか…。
近すぎて、意外と覚えていません^^;
しかし、私の高校時代なんて、本当に、清水寺周辺は、人が少なくて、静かで情緒があって、人気スポットではあったのでしょうけど…。
ちょっと、古い邦画の舞台になるような場所だったんですけどねぇ。
阿弥陀堂【重要文化財】です。
阿弥陀如来坐像です。綺麗でした。
今まではもしかしたら、神社ではお願いごとをしていましたが
阿弥陀様に御参りするとか、余りできていなかったように思います。
大人になったのでしょうか。
自分と家族の健康などを願いました。南無阿弥陀仏…。
奥の院【重要文化財】から清水の舞台が見えます
奥の院には、三面千手観音が安置されています。お手をお合わせ下さい。
清水の舞台は工事中ですが、奥の院から良く見えます。
工事中でも、ある程度までは進めますが、もっとずっと前まで進めるのですよ。
この時間帯でも、殆ど、清水の舞台に人がいらっしゃいませんね。
私は清水寺しか行きませんので、あわただしく回ったわけでなく、本当にゆっくり周ったのです。
でもほぼほぼ人に会いませんでした。
清水の舞台の高さから下へと下りていきます
高い所に登って来ましたから、帰るには下っていかないといけません。
もう前も後ろもどなたもいらっしゃらなくて、ちょっと怖い位、青葉だらけのところを進みます。
そこまで怖くなかったのは、今思うと、昼間でしたから大丈夫というよりは、
地面が舗装されているのも大きいですね。
多くのお寺では、こういう場所は土や小石で、まず舗装されていませんしね。
そういう場所で誰もいないとマジで怖いです。
音羽の滝です!
かの有名な音羽の滝です。
本来でしたら、ながーい柄杓に、この水を入れるのですが、
コロナ禍で、柄杓は全て片付けられていました^^;
でも並んでいらっしゃる不動明王にお参りできたのは良かったです。
前に来た時は、仏様がいらっしゃる事すら気付いていませんでしたから。
音羽の滝の霊水を買いました。500円
音羽の滝の目の前にも売店がありました。
そこで御守りなども選べたのですが 「ご祈祷水「音羽霊水」を購入しました。
結構長持ちしますので、お土産にも良いと思いますが、遠方の方はちょっと重いかも
しれませんね。
京都・清水寺の御朱印です。
本堂で頂いた、京都、清水寺の御朱印です。
御朱印帳を買ったのは4、5年前なので、もう沢山の御朱印を頂きましたが
私の場合、主に、神社が多かったので、もしかしたら、
清水寺が、最初の「お寺」での御朱印かもしれません!
神社の御朱印とお寺の御朱印って、同じ御朱印帳に書いて頂けるのですね。
真っ先に清水寺を参拝した理由
京都の観光地は、昔からトップシーズンは避けていました。
でも昨今はトップシーズンでなくても、常に大混雑でしたから、もう諦めていました。
今回のコロナ禍で外国人がいない事で、行ってみようと思いました。
その中で、どこが特に混雑するか考えました。
筆頭は伏見稲荷大社と清水寺、二条城といった辺りです。
二条城は地下鉄で簡単に行ける上、本丸も工事中ですし、どっちでもいいので後まわし。
伏見稲荷大社は毎年10月にご祈祷を受けている為、すぐに行きます。
そうなると、駅からずっと登り坂で混雑する清水寺こそ、真っ先に行くべきだと
判断しました。
どこが混むとかの情報などは、土地勘がある分、有利なので
清水寺こそ急いで行かないと!と思って、参拝した次第です。
外国人の入国も少しづつ解禁されていくでしょうしね…。
本当に行けて良かったです。
京都の神社仏閣のオススメ・ガイドブック
もう、私もボロボロになる程、愛用中です。
参拝時間の目安や拝観料など細かい情報満載です。
小さくてコンパクトなので、旅行の方も持ち歩きやすいと思いますよ。
ネットで何でもチェックできるなんて、甘いですよ(笑)
お寺のHPって、ほんと、不親切なものが多いですから。
今時FLASHとか使っているHPはどうされるのでしょうか…
※清水寺の事ではありません、念の為。
少し予習してから参拝すると、より楽しいですよ。
私の愛読書です。良かったらどうぞ♪
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土地勘を養うのに良いのは、少し大判で、寺社仏閣の場所が細かく記載されているタイプの本ですね。
私が利用している本は、地図が大きく掲載されたこの本です。
効率よく観光するには、結局、地図を眺めるのが早いです。
※この本を買うと、無料でスマホで同じページが見られる特典が付いてきます。
※地図部分が外せるので、そこだけ持ち歩けば完璧ですね。
旅行計画を立てる時はこの本で、実際出掛ける時はスマホで閲覧できるので
使い勝手が良いです。