ハニエルの中の人

嵐の大野智くんと京都の神社仏閣が好き

仁和寺の御室桜、ツツジ、もみじと金剛華菩薩像

仁和寺参拝

仁和寺の御室花まつり2021年4月9日



2021年4月9日(金)に仁和寺を参拝しました。

最高気温14度、前日より8度も低い予報で、快晴でしたが早朝は冬の寒さでした。

 


タクシーの運転手の方が「まだ御室の桜は咲いていますよ」と仰っていましたが
私は、もう遅い事を知っていました。

満開はおそらく土日まで、週明けからは散り始めていた筈です。

 

仁和寺の山門

 

仁和寺の山門は立派ですが、前の道はバスの通り道で
山門の写真を正面から撮る際は「ここは一般道」という事を
認識して、車に気を付けて下さいね。

 

私は仁和寺などの皇室とゆかりのあるお寺特有の
菊の紋章入りの幕が好きなのですが
この日は風が強すぎて、しばらく待っても幕が全く降りませんでした。

 

そこは残念でしたが、おかげで、出来上がった写真を見たら、奥の山が写っていて
嬉しかったです。

 

わざわざこんな辺鄙なところに来るのも、山に癒されたいからです。

仁和寺の山門をくぐってしまうと、山が殆ど見えなくなります。

2m以上低い位置からですと、こんなによく見えるのですね。。

 

仁和寺の御室桜は遅咲き

 

 

門をくぐってすぐ右手に花弁を重そうにたずさえた桜が咲き誇っていました。
枝にはまだ蕾もあったので、しばらく楽しめそうです。

無料エリアですが、早速幸せな気分に…^^

 

今年は異様に桜の開花が早かったので、
遅咲きとは言え、もう御室桜は半ば諦めていました。

 

一度はテレビではなくこの目で見たいものですが、桜だけはスケジュールが
合わないと難しいので、なかなかうまくいきませんね。

 

御室花祭り2021


仁和寺は、ツツジと青モミジも有名なので、桜は名残を楽しむ程度でいいかな
という感じでした。

 

実際、門の前に

「御室ツツジ:見ごろ」

「御室桜:散り始め」

「御室モミジ:新緑」
と書かれた看板がありました。

 

仁和寺の御室ツツジ

 

 

仁和寺の至る所に御室ツツジが咲いています。

御室モミジも、まぶしい位の新緑です。

御室モミジの瑞々しさは、他の木々を一緒に撮影するとよくわかります。

そこだけ際立って、光っています。

紅葉だけがモミジではないのですね。良いものを見せていただきました。

 

花まつりの時期は、中門から有料に!

令和3年3月20日(土)から5月9日(日)までは、
「御室花まつり」が開催中です。

普段は中門より奥も無料ですが、花まつりの期間は有料になります。

一人500円です。
※五重塔や金堂の拝観、御殿と霊宝館の拝観とのお得な共通券もあります。

 

半年前に御殿と霊宝館は入ったばかりでしたし、
五重塔や金堂は、見たい時に都度払えばいいと思って
私は花祭りのチケットだけ購入しました。

 

理由は、仁和寺は広大なので、最初に買ってしまうと、
途中で疲れても、嫌でも回らないといけなくなるので、
同時購入は見送ったのです。

あと、秋とは違い、人出が多かったのも見送った理由の一つです。

境内をくまなく回った時の記事は
コチラをご参照ください。

 

京都新聞の桜開花情報では「満開」…あまりアテにならない

仁和寺の庭は花でいっぱい

 

※御室桜は散り始めでも、仁和寺の庭は、色んな花でいっぱいでした。

 

京都新聞の桜開花情報に、仁和寺だけが「満開」と記載されていました。
そのせいか、桜を求めて人が殺到したのか混雑していました。

 

京都新聞の情報は明らかにおかしいのですけどね。

しかし、今年は異常に早い上、開花から満開までもアッという間で
京都新聞のせいというより、誰も読めなかったという感じでしょうか。

 

実際、私が2日前に仁和寺に電話で問い合わせた時も、
まだ間に合いますと言われましたが、その後20度越えや強風が続いた為
山門まで行くと「散り始め」とあり、

2日前の情報でさえアテにならなかったですね。

 

でも普通は、京都新聞がネット上に掲載している開花情報を
鵜吞みにすると思うので、間の悪いことに

「ほぼ散っている上にトップシーズン」
に来てしまったようでした(笑)

 

御室桜は背が低いので目の前で楽しめます。

仁和寺の御室桜は遅咲き

 

風の為に殆ど散っていますが、一部の木はまだ見ごろでした。

入口あたりは満開と言っても良い程で、嬉しかったです。

怖い程の晴天と、目の高さの御室桜はとても可憐でした。

※御室桜は遅咲きであると同時に背が低い事でも有名です。

 


 

思わず、顔を近づけて、香りを楽しもうと思ったら、マスクをしていたので
全く香りはわかりませんでした(笑)

「あれ?」となった後、マスクに気付き自分でも笑ってしまいました^^ 
もうマスクが体の一部になってしまったのでしょうか汗

御室桜エリアは順路があり、まさにその通りに全てが植わっています。
桜のトンネル…という言葉がぴったりです。

そこを逃すと他には植わっていませんので、少し混雑しますが
順路通りに通って下さい。

 

桜のトンネルの最後に五重塔が…!

 

桜のトンネルの最後に、五重塔が見えてきます。

満開の時期なら遠景からそのまま撮影すると桜の海とのコントラストが楽しめると

思います。

散り始めですと、ズームで、できるだけ、綺麗な桜を探して撮影するしかないのですが、それにも限界が(笑)

 

実際に行った方の話ほど正確なものはないですね。

桜の時期がこんなに短い年も珍しいですが…。

 

金堂を参拝

 金堂前、金堂は本尊の阿弥陀如来を安置している

 

金堂のあたりは、写真を撮るのも大変な位、混雑していました…。

これは金堂前のお花…。

普段は入れませんが、御室花まつりの時期は有料で金堂の中に入る事が
可能です。

仁和寺の金堂はご本尊である「阿弥陀如来」が安置されていますから、必ずお参りなさってください。

※無料の方も、外からお参りできます。

 

花の仏さま、金剛華菩薩像

 

 

前回来た時、有料の御殿や霊宝館を回って、くたくたになって見落としてしまったので、今回、金剛華菩薩像にお参りできて、本当に良かったです。

霊宝館に行く手前にあります。

前回は、御朱印を頂くのに必死で

少し奥まったところに安置されている金剛華菩薩像は霊宝館の帰りに!と思って
忘れてしまったのです…。

 

 

 

あー、良かった。

花の仏さま…なんて可憐な別名なんでしょう。

「花は仏さまの本誓であり慈悲と愛と和の象徴であります」

と書かれていました。

それで、仁和寺にはこんなにお花が咲いているのですね。

 

鐘楼

 

朱色の鐘楼です。

こちらも、御室モミジが輝いていて美しいコントラストでした。

鐘楼の方に進むと、ツツジロードがあり、
そのまま一番奥まで行くと、「一願不動尊」があります。

一願不動尊(水掛不動尊)に水を掛けて祈願しました

水掛不動尊の長い柄杓

 

一願不動尊には、不動明王に水を掛ける為の長い柄杓があります。

落ちないように気を付けて、私も水を掛けて祈願しました。

水掛不動尊は、釘抜地蔵にもありますので、

何度も掛けた事があるのです。

でも、毎回、不動明王に水を掛けるなんて「いいのかな?」と

申し訳なくなり、未だに慣れません(笑)

 

一願不動尊の真横に「御影堂」があります。

弘法大師

 

弘法大師像、宇多法皇像、仁和寺第2世性信親王像 をお祀りしています。

ここまで来る方は少ないのか、空いていました。

仁和寺が「御室御所」と呼ばれるのは宇田法皇がお住まいだった「門跡寺院」だからです。

私が「菊」のご紋の入った幕が好きなのは
「〇〇御所」と呼ばれる寺院が、京都には複数あるのですが、
ことごとく、広大で豪華だからです。

何度も訪れたくなるほど、癒し効果抜群です。。

 

アクセス

● 今回は京都市営地下鉄今出川駅からタクシーに乗りました。

家族3人でしたので一人500円位ですから、阪急と嵐電を乗り継ぐのと120円位しか
差がないのです。

● JR京都駅から嵯峨野線に乗る方法もありますが、本数が少ないので要注意。

● 阪急で四条大宮から嵐電に乗り換える方法もあります。

一度「帷子ノ辻駅」まで行き、東方向(北野天満宮方面)に戻る必要がある為、若干面倒ですがコスパが良いです。

 

まとめ

今年は3月下旬に桜の見頃が相次ぎ、とても早かったです。

御室桜も本来でしたら、まだまだこれから…という季節なのですが
ほんの一部の木を除き、すっかり散ってしまいました。

でもツツジは美しいし、新緑のモミジは文字通り光り輝やいていました。

 

花の仏さま(金剛華菩薩像)に参拝できたのも良かったです。

あと、写真をアップしていませんが、九所明神も参拝しました。

九所明神は一か所に神社が立っている場所で、
一度に石清水八幡宮や上賀茂・下賀茂神社、八坂神社に伏見稲荷大社に松尾大社と縁のある神社に沢山参拝できて、とても嬉しかったです。

去年の年末に幸先詣でで参っただけで、今年は初詣の頃は自粛で行けなかったので…。

私は半年前に御殿と霊宝館に行ったので今回は行っていません。

※御殿には桜は咲いていません

 

記事を書いていて、ちょっと思ったのは、金堂と五重塔を公開していたので、やはり参拝しておけばよかったかなーと言う事でした。

何と言ってもご本尊の阿弥陀如来を間近で見られるチャンスでしたからね。

 

人が多くて疲れてしまったのと、仁和寺はとても広いので、一度に全部回るのが結構大変なので、余り無理のない範囲で有料スポットもまわってみて下さいね。

ちなみに、有料スポットは御室桜だけだった私でさえ、今回の参拝に1時間半かかっています。

全ての有料スポットを回ると、軽く3時間超えになりますので、熱中症などに気を付けて適度に休憩しながら周ってみて下さい。

 

御朱印を貰う方は、霊宝館に入る前に御朱印帳を預けておけば、出てきた頃に仕上がっているので時間を節約できますよ。

 

自販機は中門を入ってすぐ右手にあります。座席もあります。

CokeONの自販機でスタンプはたまりますが、支払にPayPayは使えません。
トイレもそこにあります。

トイレの場所は複数あり、御殿以外のトイレは問題なく利用できると思います。

※御殿だけはとても古いので、他で済ますようになさって下さい。

 

仁和寺は、去年の秋に続き、2度目の参拝となりました。
桜の季節は人酔いしますので、季節外れの方がいいかもしれませんね。
でもそれでも行って良かったと思えるのは、やはり広大な敷地とあふれる自然に癒されるからだと思います。

 

 

Amazon:便利なリンク集